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マイホームの新築時に気をつけておきたい注意点

電気について 

「情報配線は先行工事で」

説明図

電話、テレビ、インターネット関係の情報配線について。
10年前には「将来の情報化社会を見越して、家づくりの際には必ず先行配線をしておきましょう」と、さかんに先行配線を進めていたものです。

先行配線とは、例えば、子供部屋に現在はテレビを置かないが、将来置くようになる時にテレビアンテナの端子がないと困るので、予め配線工事をしておこうというようなものです。
もちろん、工事費用は余分にかかるのですが、将来必要になった時にするよりも、新築時に一緒にやったおいたほうが費用も安くできるのと、第一、後からの工事では壁内に埋め込むことができないので、室内に露出配線になってしまい見栄えが悪いというのがその大きな理由でした。

テレビ、電話、LAN配線、コンセントを一つにまとめた情報配線器具というのも発売されて盛んに採用されたものです。

ところがどうでしょう。

電話はほとんどがコードレスタイプになって親機から子機に無線で飛ばせるようになった上、最近では携帯電話やスマートフォンの浸透で、一般電話を利用することがめっきり少なくなりました。もう各部屋に電話端子を設けようなどとは誰も言わなってしまいました。

インターネット用のLAN配線もしかりです。
無線LANが出てしばらくしてからも、速度が遅い、ノイズが乗る、セキュリティ上の問題が有るなどの理由で有線LANを採用されるケースが多かったものです。
しかし、最近では無線LANの規格も品質も格段に性能がアップして、無線だからといって困ることは少なくなりました。ましてスマートフォンやタブレットなどを扱うようになれば、どうしても無線LANが必要になり、セキュリティが・・などと文句を言っていられる状態ではなくなりました。

テレビはどうでしょう。
さすがにテレビだけはしかたがないので各部屋にテレビ端子を設けておこうと言っていたのがつい最近の話。
しかしここに来て、チューナー部とディスプレイ部分を無線で接続できるタイプのテレビや、無線LANを使ってパソコンでテレビを見る事ができるようになり、もう、将来の為にという理由でわざわざテレビ配線を先行して行う必要性も薄らいできたのではないでしょうか。

こうなってみると、5年ほど前に、将来を見越して情報の先行配線にコストをかけて家づくりした人たちには大変申し訳無い気もするのですが、最近の急激な技術の進歩を予測出来た人は少なかったのではないでしょうか。

さて、こんな時代になったというのに、いまだに「情報配線の先行工事」を勧めている建築業者もいるようです。
古い知識だけで商売をしているのか、その他の理由があるのかは判りませんが、「今すぐにその場所で必要だから」というのなら工事をしておく必要はあるでしょうが、「将来必要になるかもしれないから」という理由でなら意味は無いような気がします。


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