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マイホームの新築時に気をつけておきたい注意点

住宅設備について 

「2階にもミニキッチンを」

説明図

最近少しは「平屋建て」も見直されてきたようですが、それでも大半の住宅は2階建てです。
そして、1階にはリビング・ダイニング・キッチンを、2階には寝室や子供室等のプライベートゾーンを設けるというのが一般的な間取りになりました。

昔は、トイレは1階に1ヶ所しかない間取りも結構ありましたが、最近は1階と2階の両方にあるのが普通になりましたね。
それは、その方がはるかに便利だからです。就寝前に、あるいは真夜中に、トイレに行きたい場合も有るでしょうし、朝の忙しい時間帯には家族でとりあいになることもありますから、それは当然の傾向でしょう。
同じように、便利だからという理由から、最近では建築業者が「2階にもミニキッチンをつけたらどうですか」とすすめてくる事も多くなりました。あるいは勧められる先に、雑誌等に載っている2階のミニキッチンに憧れて、施主の側から依頼されるケースも増えてきました。

さて、トイレが1,2階にあると便利なように、キッチンも両方にあると便利だと思われるのは当然ですが、トイレを増やすほどの必然性が本当にあるのでしょうか。
確かに、プライベート空間である寝室などでも、お茶を飲んだり夜食を食べたりすることもあるかもしれません。洗面所が1階にしかなければ、2階のミニキッチンで歯磨きなどができると思われるかもしれません。
でも、その為だけに本当にミニキッチンが必要なのでしょうか。

ミニキッチンを設けるとなると、一般的にはシステムキッチンメーカーの用意している「コンパクトキッチン」、「ミニキッチン」という製品群の中から選ぶことになります。
サイズは普通のシステムキッチンよりもかなり小さいのですが、ちゃんとシンクとコンロや換気扇がついていて、水栓も混合水栓がセットになっています。中には冷蔵庫がセットに含まれているものもありますし、1階に取り付けるシステムキッチンと同じデザインのものも用意されているでしょう。
でも、そのまま採用したら、製品価格もさることながら、給排水や給湯配管費用、換気扇用ダクトの取付など、1階に設置する本格システムキッチンとあまり変らない工事費用も余分にかかることになります。

そこで、お茶を飲んだり夜食を食べたり歯磨きをする程度で、本当にそこまでの設備が必要かどうかという話になります。

お茶を飲むためだったら、コンロでお湯を沸かすよりも電気ポットや電気ケトルの方がはるかに便利です。
夜食といっても、「お湯をかければハイ出来上がり」という程度の食品で済む話なら、コンロは必要ないでしょう。
(本格的な料理を作りたければ一階に降りていけばいいのですから)
冷蔵庫が必要なら、なにもミニキッチンにセットされているものを使う必要もなく、小さな冷蔵庫なら単体でいくらでも売られていますので、価格もデザインも大きさも、よりニーズに有ったものを購入すれば良いだけです。

となれば、ミニキッチンが必要なのではなく、カウンターにシンクと単水栓を取り付けるだけで事足りるのではないでしょうか。
そのカウンターの上に電気ポットが置いてあり、下にコンパクトな冷蔵庫が置いてあれば良いのでは・・・。
換気扇だって、一日一回ポットの湯を沸かす程度であれば、敢えて取り付ける必要もないでしょう。(今の住宅はほとんとど計画換気がされていますので、その換気程度で十分です)

「いや、それでもやっぱりミニキッチンが有ったほうが・・」と思われる方は勿論設置されても結構ですが、もし、どうしようかお悩みのようでしたら、一度実際にミニキッチンを設置された方に利用状況をお尋ねしてみると良いと思います。(きっとコンロや換気扇は要らなかったという報告を聞かれることと思いまが)

このミニキッチンの様に、「有ったら便利だろうな」とおもえる設備でも、「本当にそこまで必要だろうか」と思われるものも結構あります。
例えば、浴室テレビ、電動昇降吊り戸棚なども「設置はしてみたけれども実際にはあまり使わなかった」との反響が多い設備です。

便利な設備というものは、必要性がそれほど高くなくても「有って困るものではない」かもしれませんが、そのコストをもう少し有意義なものに向けることもできるわけですから、業者のおすすめ戦略などに気軽に乗っかっていかれないような注意も必要だと思います。


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